記憶喪失しま(エナガ)

乙女ゲームの感想とか色々

放課後colorful*step~ぶんかぶ!~ 感想

※ネタバレあり


カラステうんどうぶは、みんなリアルにいそうな感じの良いキャラでしたが、カラステにしかいない!という個性的なキャラはいませんでした。
が、ぶんかぶは個性的なキャラが増えてます!
カラステぶんかぶでしか出会えないタイプの攻略対象もいるし、他で見たことあるかも?なキャラでもエピソードが良い!

ぶんかぶの攻略対象はリアルにいるタイプのキャラではないため、現実度(?)は下がっていますが、キャラが良くて楽しいのでおすすめ。
うんどうぶを越えてきたからか、だいたいの流れが分かっているので、共通ルートも楽しい!

相変わらずスチルで主人公の顔は描かれていませんが、スチルへの写り込みがめちゃめちゃ増えてて嬉しかったです。
カラステは主人公の体の一部がスチルに写ってるだけで感謝してしまう。
主人公顔有スチルのありがたさを感じます。
逆に、スチルに主人公の顔が描かれていない方が好みの人にはおすすめ。


■主人公
ハルコ
双子の姉。迷子の達人。


■キャラ別感想(プレイ順)

🎺皇
皇自身が言わない家の事情を部長(佐東)に頼んで教えてもらうハルコはちょっと引っ掛かる……。
部員にけしかけられたからといって、皇のあとをつけて家特定するのはちょっと怖。
最終的に皇の背中を押したのは西園寺と部長だった気がするのに、皇がハルコを好きになったのは、分かるようで分からないようで分からない。(分からない)
けど、恋愛は理屈じゃないから(by数乱digit)、皇がハルコを好きだと思ったなら、そういうことなんでしょう。


🎺西園寺
雨の日に猫を拾うタイプのヤンキーでしょ、と思って興味がなかったんですが、予想外に可愛い!
これが同級生だったら可愛いとは感じなかったと思うので、西園寺を後輩にした人天才。
ハルコに貼ってもらった絆創膏をせっかくだからと言って数日貼ったままにしてたの汚いけど可愛い。

共通ルート中にハルコを好きになるので、無自覚に思わせぶりな態度を取るハルコに振り回されてて可哀想可愛いです。

シロップが100種類近くあるかき氷屋さんが気になりすぎる🍧

この学校、ヤベー女教師がいることが発覚して怖。

西園寺×ハルコめちゃめちゃ可愛い。
ハルコが無自覚に自分のことを好きっぽいと気付いてるけど、(自分もハルコのことが好きなのに)ハルコが抱いてる気持ちが何なのか教えない西園寺。
なのに、ハルコに告白された時、めっちゃ泣いてて可愛すぎる……。
ありがとう放課後カラステぶんかぶ……🙏
告白されて泣く男が好きすぎるんですが、まさかカラステにいるとは思ってなかったので感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう今は無きハニビ……。


🎭️春夏冬
🦍みたいな立ち絵ウケる。
演劇部は部員が3人しかいなくて潰れかけてるのに、ハルコの入部を拒否してて笑う。
雛山と幼馴染みなのはちょっと意外で良かったです。
名字がかなり珍しいのに、名前に"空知"をぶつけてきた親の顔が見たい。
でも、雛山鶯の方がヤバネームな気がするおかげで、名前が空知でも「ふーん」となる空気がカラステにはある。???
実際、皇の名前が"利央(りおう)"なのもなかなかアレだと思うけど、鶯のおかげでそこまで何も思わなかったし、全て鶯のおかげ。ありがとう鶯の名付け親……。

演劇部共通ルートでの某シーン
春夏秋「…………見つかった」
ハルコ「見つけちゃった」
が可愛すぎて、油断してたので死にました……。

このルート、青はじネタが多くて嬉しかったです。
不自然な流れで青はじネタを捩じ込んできた時は笑った。

春夏秋はそんなに好みじゃないかなと何故かそう思っていたのですが、全然そんなことはなくて!めちゃめちゃ可愛かったです。
春夏秋とハルコの距離が部活を通じて少しずつ近づいていくところがリアルな学生の恋愛という感じで、高校生ならではのピュアな恋で良かったです!
こういうピュアな恋を求めてた~!
すごい心が浄化されます……。
ヘアピンとかメールとか、小道具の使い方が天才で100億点。


🎭️芦澤
ずっと王子様系のままでいてほしかった……。
なんかカラステが発売されたこの時期、王子様系かと思ったら腹黒だった、みたいなキャラが流行ってたような……?
ただ、芦澤は腹黒というか精神的DVの匂いがするので、ちょっと不安になる。
芦澤の言動に、たまにハルコがビビってるのもDV感出てた。
しかも、芦澤は人前では爽やかなので、芦澤にDV受けてるってまわりのひとに訴えても相手にされなさそうで怖。
その時はおまわりさんよろしくお願いしますね……。


🎺佐東
うんどうぶ!の時もちょっと気になってたんですが、カラステのメインヒーローって誰なんですか?
OPのキャラ紹介は部活別、部長・2年・1年……という順番なので、誰がメイン!みたいな感じがないような……。
ぶんかぶ!は佐東が公式HP等のキャラ紹介では最初にいるけど、佐東がメインヒーローかというと違うような……?
みんながメインヒーローですか?
それぞれルートに入ったら、その人がヒロインにとって、ただひとりのヒーローになれるからということ?(?)

佐東先輩、扉の修理までしてて、もはや顧問。
うんどうぶ!の時からちょっと気になってたけど、カラステの部活に顧問はいないんですか……?
でも、演劇部にはいたような……?

佐東先輩とふたりで楽器庫から出られなくなって焦るハルコ。
そんなハルコを落ち着かせるため、佐東先輩はとりあえず座らせようとするのですが椅子がなく、床に自分のブレザーを敷いてくれたところ優しすぎてびっくりする……。のに、ブレザーを脱いだはずの佐東先輩が立ち絵でブレザーを着てて笑った。
ブレザー無しの立ち絵用意して~!笑
突然、ブレザーの下にブレザーを着てるヤバい先輩みたいになっててウケる。
佐東先輩はこんなにも優しいのに、やめてください。笑
腹黒とか裏があるとかではなく、純粋に優しさの塊だったので、攻略対象としては逆に珍しかった気がする。
癒し系×癒し系のカップルでめちゃめちゃ好き!


🎭️雛山
乙女ゲー攻略対象にいそうでいないようなキャラ。
名前が"鶯(うぐいす)"なんですが、息子にこの名前つけた(恐らく)親の神経はどうなってるの???
雛山鶯(46)とか上司にいたらめっちゃ気になると思う。
逆に80歳越えたら、そういう名前もあるよねとなりそうなのが怖い。
雛山は顔が良かったからいけてるけど、普通の顔で名前が鶯は生きづらそうで、就職の面接で鶯って名乗るの考えただけで寝込みそうなんですが……。
聞き返されそう……。

たまに????な展開になってた気がするけど、正統派な告白が良すぎた……。
エンディングムービーが流れる直前までの流れが良すぎ。
これで全てがオッケーになった……と思ったけど、恋愛エンド①の締め方がちょっとアレで笑った。


■ぶんかぶ!のアレなところ

❁時空の歪み(????)
個別ルートに入るまでにMAP移動が5回あり、各キャラ2回まで選択できます。
なので、一途プレイをしていても、ルートに入りたいキャラ以外のキャラも選択することになります。
MAPで芦澤を選択した時のシナリオではハルコは鶯と普通に会話してたのに、その後鶯のMAPシナリオを見たら、まるで初対面みたいな会話をしだすので困惑します。笑
先に鶯のMAPシナリオを見てたら何も思わなかったと思うのですが……。
それぞれのMAPシナリオは繋がってないので、深く考えると????になります。
ですので、気にしないのが吉。


❁高木先生と目が合わない
これはうんどうぶ!の時から思っていたのですが、高木先生と絶対に目が合わない……常になんかどこか虚空を見つめている?ので、勝手に高木先生にサイコパスみを感じてしまいます。
立ち絵のポーズが常に名簿を持ち上げているので、いつかこの名簿で殴られるのでは……?と思ってたけど、そんなことはなかった。(あたりまえ体操)


■ぶんかぶ!の愛したところ

❁後日談が最高に可愛い
うんどうぶ!の時の後日談も好きだったのですが、ぶんかぶ!の後日談も最高に可愛い~!
全体的に嫉妬や、付き合っている中での不安がテーマになっているのですが、攻略キャラからハルコへの気持ちだけでなく、ハルコの嫉妬や不安が見えるシナリオなのがめちゃめちゃ好きでした!
片想いとか相手のことを想うあまり不安になる女の子が好きすぎるので、カラステ後日談が本当に最高すぎでした……。
ありがとう、カラステ……。


❁妹が可愛い
うんどうぶ!では妹(ナツコ)が姉(ハルコ)を下に見てるような気がしてたんですが、今作では世話焼きな優しい妹の印象しかなくて可愛い!
ナツコの
「何かあったら、いつでも相談してね!私は、いつでもお姉ちゃんのそばにいるんだから!」
が、めちゃめちゃ好き♡

ナツコに下に見られてる感はないです!
ハルコがいないところではナツコは姉を下に見てるのかも?とも思ったんですが、たぶんそうではなさそう。

ハルコが演劇部に入った時のナツコの
「あがり症なのに挑戦するんだね」(うんどうぶ!)
という台詞が
「あがり症なのに……すごい事にチャレンジするね」(ぶんかぶ!)
に変わってます!
文章だけだとぶんかぶ!でも下に見てるように見えるかもですが、ボイスがあるのでめちゃめちゃ印象が変わる!
「あがり症なのに……」の"……"でお姉ちゃんを心配する気持ちと尊敬する気持ちが表れてて良です!
もしかしたら、うんどうぶ!でお姉ちゃんのことを下に見てそうと思ってた部分も、ボイスがあったら印象が違ってたのかも……と思うと、主人公にボイスつけて~!という気持ちが生まれてしまう……。
ボイスがあるのとないのとで受け取り方が変わってくる。
メールとかLINEではキツく感じた言葉も、電話や対面だと違う印象になるのと一緒。

「お姉ちゃんはまだまだ私がいないと駄目だね」
とか、すごい愛を感じる声でした。
たぶん、普段から何かあればハルコはナツコに頼ってきていて、ナツコもそんなハルコのお世話をすることで満足感を得てたんだと思う。

クラスも部活も離れて、別々に行動することが増えて、自立していくハルコに気が付いていたし、そんなハルコを見て寂しい気持ちになっている自分にも気付いていて。
でも、ふとした時につまずいてこけそうになったり、迷子になったりするハルコを見て、まだ自分はお姉ちゃんに必要な存在なんだと安心してたのかも。

そんな気持ちから出た台詞が前作の
「うちにはお姉ちゃんっていうおっちょこちょいな子がいるから。目を離すとすぐ何か失敗しちゃうからいつも面倒見てたの」
だと考えると、ハルコのことを話してたわけでもないのに↑の台詞を言ったのは、お姉ちゃんは自分の保護下にいたんだよという気持ちとも取れるかも。

◇妄想双子姉妹劇場◇~完~

突然双子妄想語るのキモすぎて申し訳ないですが、こう考えることで前作ナツコのハルコを下に見てるかも疑惑を封じることができたので許して……。


カラステ成長物語
うんどうぶ!でたまに虚無になってたのが嘘のように、ぶんかぶ!は共通ルートからずっと楽しいです。
キャラもみんな個性的で良い!

システムは前作と一緒でRボタン長押しスキップですが、なんとなく音質が良くなってるような気がするし、データインストールもできるようになってるし、シナリオが良くなってる気がするし、前作からの成長が見られます。(謎の上から目線)

デフォルト名呼びが無いところ、主人公の顔有スチルが無いところ等は前作と変わっていなくて残念でしたが……。
でも、主人公のスチル写り込みは増えてます!ありがとう!わずかな写り込みでもテンションが上がるようにうんどうぶ!で教育されたため、ハルコの体全体が写ってるスチルは声が出るほどテンション爆上がりでした。

カラステがうんどうぶ!の制作経験を生かして(?)頑張った形跡があるので謎の感動。子(カラステ)の成長を見守る親の気持ちになれます。?


■まとめ
ファンタジー要素が無い、普通の現代学園もの乙女ゲーって最近ではかなり少なくなっているので、令和にカラステをプレイするのが楽しすぎた。
部活もの乙女ゲーも、あるようで少ないので、それも良かったです。
こういう現代の学校で部活や同じクラス等をきっかけに生まれる自然なラブ……みたいなのをこれからも浴びたいので、また現代学園もの乙女ゲーが流行ってほしいです。

スキップに指か輪ゴムが常に必要なヤバシステム&たまに引っ掛かるシナリオではありますが、エロが皆無の激ピュア学園恋愛ものというだけで五億点でした。
キャラもみんな良かった~!
攻略キャラとしてはいそうでいない……みたいな絶妙なライン。

カラステぶんかぶ、プレイしたからといってめちゃめちゃ得るものがある!とかではないけど、カラステぶんかぶでしか出会えないタイプのキャラが何人かいたので、私はプレイして良かったという気持ちで終わりました。


🏃‍♂️うんどうぶ!感想↓🏀
https://shima-e.hatenablog.com/entry/2022/03/28/215336