LOOPERS -ルーパーズ- (Switch) 感想

宝探ししようぜ！というテーマが全面に出てたのと、主要キャラがみんなあだ名で記載されていたのと、パケ絵がシリアスぽかったのとで、幼馴染みで宝探しするひと夏のミステリー……👻🍉的な話かと勝手に思っていたら微妙にかすってるけど違いました。
年々、ゲームを公式HPをほぼ見ずに購入することが多くなっているので、予想してた話と違って勝手にビビってる頻度が高い気がする。

私は緋色の欠片シリーズが好きなのですが、ヒイロノカケラが発売すると決まった時は楽しみすぎて、情報が載ってる雑誌を毎月発売日に買いに行ってたし、HPの更新がないか毎日チェックしたり、公式ブログも何回も読んだり、無意味にヒイロノカケラで何回も検索したり、発売日が近づいてきたら夢にまで出てきてたくらい楽しみにしていたのですが、最近は新作ゲームに対してそこまでの熱がないような……。
新作ゲーム自体は楽しみなのですが、楽しみの大きさが変わってきてるような、そんな気がします。

いつからそうなったのかは分からないのですが、いつの間にか、とりあえず新作を予約して、公式HPを店舗特典の確認以外見ないまま、気がついたら発売してる……みたいなことが増えてて、たぶんそうなったのは社会人になって自由にできるお金が増えてからなので、このゲームを買うためにこのゲームは諦める……みたいなことをしていた学生時代の方が煌めいていた気がする。

↑の話とルーパーズは全然関係ないけど、ルーパーズも限りある時間の中で見つけた煌めきみたいなものを感じました。

夏のとある１日をループし続ける物語で、全体的に夏空のモノローグみたいな感じなので、夏空が好きな人は好きなジャンルだと思う。
逆にルーパーズが好きな人は夏空のモノローグも好きだと思うのでよろしくお願いします。

誰もが一度は、明日が来てほしくないと思ったことがあるのではないかと思います。
その理由は様々だけど、明日が来ないで、ずっと今日のままでいてほしいと願って。
だけど、どんなにもがいても明日は来てしまう。
困難や嫌なこと、明日になったら起きてしまう逃げられない出来事……それぞれの壁に立ち向かうにはすごく勇気が必要で難しいことだけど、そんな壁に立ち向かう勇気をくれるような作品です。

主人公がめちゃめちゃポジティブで、一緒にいると誰もが元気をもらえるような性格なのがすごく良かった！
メインヒロインとのカップリングが揺るぎなかったのも男女カプ好きとしては好印象でした◎

爽やかで夏らしさを感じる作品なので、夏にプレイ推奨です。
選択肢無しの読むだけの作品で、コンパクトにまとまっていて、4時間程度でクリアできるので、短めの作品を探している人にもおすすめ。