記憶喪失しま(エナガ)

乙女ゲームの感想とか色々

ピオフィオーレの晩鐘-ricordo- 感想

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※ネタバレあり

終遠のヴィルシュのネタバレもあるので注意


イタリア料理がよく出てくるのですが、説明は辞書にあるけど画像はなく、料理名だけでは想像しにくいため、読み進める時に少しひっかかりました。(辞書はワンタッチで開くのですが、だんだんめんどくさくなって開かなくなった私がズボラだということ)

でも、料理画像があるとそれはそれで別のゲームになってしまいますもんね。いっしょにごはん。

会話の中でたまにイタリア語が出てくるのですが、だいたいのものは話の流れで意味が分かるけど、たまに全然分からないものが出てきて「?」となった時にピオフィ内の辞書を見たら「スラング」になってる時ちょっとだけキレそうになります。

序盤はモブが死ぬけど、ほぼ飯テロ物語で意外とグロくなくて安心していたのですが、この感じ、どこかで見たことある……と思っていたらアメノワだ!

アメノワも序盤飯テロ日常系で油断していたらメインキャラが死にだしたんですよね……。もう騙されません……。?


■プレイ日数 7日


アメノワ→終ヴィルのおかげでグロ耐性が付いたのか、ピオフィ想像してたよりはグロくないかも?
もっと爪剥がされたり、目玉くりぬかれたりするのかと思っていたので……。(爪は剥がされてたかも?)

攻略順は公式ブログさんから。
公式さんのオススメ攻略順はダンテスタートとニコラスタートの2パターンあります。

①ダンテ始まり
ダンテ→楊→ニコラ→オルロック→ギルバート

②ニコラ始まり
ニコラ→楊→ダンテ→オルロック→ギルバート

私は②の攻略順でプレイしました。
ニコラ始まりの方がネタバレが少なく、楊ルートで疑問に思ったことの答えがダンテルートで出たりするので、私は②の攻略順の方が好みです。

共通ルートはどこまでが共通だったのか分からないくらい短いです。
気がついたら個別に入っていました。

次の選択肢が出てくるまでの感覚が短いので気持ち的にサクサクプレイできました。

ベスト、グッドなら死ぬのは特に思い入れのないモブくらいだし……と思っていたのは一週目(ニコラ)だけで、二週目からは普通に攻略対象が死んで白目。

会話文と主人公(リリィ)のモノローグ、スチル表示時とでメッセージ枠を変えているところがこだわりを感じられて好きでした。

エンディングはキャラごとに
・ベスト
・グッド
・バッド
・ゲームオーバー(数個)

ベスト、グッド、バッドでそれぞれ個別の章があるのが良。
感覚的には月華繚乱の禁断ルートと純愛ルートみたいな感じ。

ベスト、グッド、バッドで全部エンド曲が違うのが良。
グッドの曲が好き。


■キャラ別感想
❁ダンテ
リリィがダンテの組織の本拠地から脱走しようとした時のふたりのやりとりが好きすぎて、この時からダンリリに決めてました。?

ベスト→ニコラのおかげで(?)すれ違っていたダンリリが結ばれる過程が良かった。その翌日の会話がラブ。
なんですが、後半は愛の力で解決に見えてしまったのがちょっと引っ掛かる……。
あと、オルロック殺したのはなんで????白目

グッド→ベスト、バッド、グッドの順番でクリアしたのですが、グッドなら愛の力で解決とは思わなかったので、グッドからベストのプレイ順の方が納得できるかも?

バッド→ギルバート殺したのはなんで????完全に事故。


❁ギルバート
普通にいい人。安心感半端ない。けど、他ルートで意外と簡単に死んだことが頭をよぎって不安です……。
ロベルトがチョロインすぎて、逆に可愛く思えてくる……。優秀etc ……褒めてくれた人のことをすぐ好きになるの笑う。もしかしてロベルトは萌えキャラ?
序盤、揉め事を解決するためにギルがお金を配るのですが、その時は何も思わなかったのに、中盤でその時のことを知ってるキャラに「また金でも配ってんのか?」と声をかけられた瞬間から、某まえざわさんが頭から離れなくなってしまってウケた。

ベスト→なんでギルバートに攻略制限がかかっているのか不思議だったのですが、ギルバート自体に秘密があるとかではなく、ピオフィ集大成的な他ルートのネタバレを含むルートだったからでした。
このルートは攻略キャラみんなで協力して戦お!みたいな話。でも楊は裏切るんでしょ?と思っていたのに、本当に最後まで誰も裏切らないため、ヌルゲー感あり。
かなり平和なルートなのに、ニコラだけ死んで可哀想……。自ルートバッドでお世話になったギルを殺した報い?
ギルが贋札製造の疑いで逮捕されるのですが、その裁判が茶番で笑う。
後半、突然リリィがギルのお酒ひとくちちょうだいと言うシーンがあるのですが、特に意味がなかったせいでただお酒たかってるだけに見えるのウケた。

グッド→ニコラ返して……。

バッド→まだワンチャンある。
オルロックはこんなに簡単には死なんでしょう……。


❁楊
このルート、なんかと似てる……と思っていたら、スイートルームで悪戯なキスをプレイしていた時の気持ちに似てる????
悪キス好きな人は楊ルート好きそう。知らんけど。
フェイランが最高に可愛い♡
城下町のダンデライオンの遥と岬の関係性が好きな人(私)はフェイラン好きだと思うので見て……。

ベスト→途中まで日常系だったのに、流れるようにメインもモブも死にだして白目。想像していたよりキチ度低めのオトメイト攻略キャラ……だと思っていたのはベストだけを見てる状態での話でした。死

グッド→グッドではない。死
エンドで流れたのもグッドの時の曲ではなかったし、これは何????

バッド→意外とハピエンみたいな流れ、ロミジュリごっこも良いし……と思っていたら突然の出来事でビビる。でも、途中で不穏な彼視点もあったし納得の結末。バッド見たらベストのこと、もう信じられません。いつか殺されそう。


❁ニコラ
ゆのはなで直が好きだったので、ニコラの斜め向きの時の顔が直に似てて、それだけでなんか好きになってしまう……。ニコラを通して直を見てる????
リリィがニコラを好きになった流れが急な気がする。
というより、ニコラ一週目だったので、いつの間にか個別ルートに入っていて混乱したところもある。

ベスト→割と日常系。後半好きな流れ。最初の頃、ロベルト好きかもしれないと思っていたのですが、勘違い男怖すぎ展開になって地味にショック。

グッド→グッドもメイン死ななくてハッピー。これが初めて見たグッドだったので、グッドは結構平和な感じなんだと思っていたら楊のグッドで死にました。

バッド→意外とギルバート簡単に死ぬ。白目
ピオフィ初バッドがこれだったので、みんなこういう感じのバッドなら良いね!だからバッドに後日談があるのか~とか思っていた私は甘ちゃんでした……。


❁オルロック
見た目がだいぶ好み。オルロックの口癖の「あなたがそう言うなら」で過去の乙女ゲーキャラで同じような台詞を言ってて、この台詞のおかげでラストなんかめちゃ萌えた気持ちを思い出したのに、誰だったか思い出せない(記憶喪失)と頭痛を起こしていたのですが、もしかして終ヴィルのマティス!!!??
そんな気がするのに自信はないけど、確かめる気力もないのですが……。
ここに来て、実は私はマティスに萌えていた????という気持ち。
オルロックは実はダンテの腹違いの弟なのでは?(髪色が似てる。オルロックの瞳→赤・黄、ダンテの瞳→青で三原色になるから(?))と推理していたのですが、全然違っててウケた(ウケない)。(オルロックベスト後日談を見たら、やっぱりオルロックはダンテと血縁関係ある……?)

ベスト→楊は本当に攻略対象でいいの????人間じゃねぇ。白目
オルロックがかなり宗教に入れ込んでる人みたいになっていて不安になってくる。教祖から怪しい水買わされてそう。
途中からずっと逃避行状態になり、全組織から狙われ気が抜けなくなります。街を出るチャンスが来た時、リリィが最後に教会に行きたいと言うのが気持ちは分かるけどストレス。マフィア舐めすぎ。
オルロックはリリィに押されたら負けてまう……。それは可愛いんですが、命かかってる時はやめて。

グッド→グッドではない……。けど、五体満足で命があるからグッドなのかも?なんかもう頭が麻痺しだしたので何がグッドなのか分かりません。気持ち的にはノーマルだけど、ピオフィの中ではグッド。

バッド→華アワセでこんなのあった!これは闇のオタクが好きなタイプのバッド!


❁FINALルート(隠し、大団円)
やっぱり隠しキャラがいると盛り上がりますね。え!このキャラ、攻略できるの!?となったのは久しぶり。
FINALルートが解放された時の演出がすごい!ザワザワする。
これ、一回しか見れないんでしょ?と思って、焦って動画撮ろうとして上手く撮れなくて死んでいたら、おまけのムービーの所にちゃんと収録されていて、本当にピオフィ様々。?
フェイランの最高に可愛いSSがあるのが5億点……。
そして、やっぱりロベルトルート欲しいんですが……。(高速手のひら返し)
萌えキャラですわ……。
オルロックと教祖(?)のやりとり泣きゲーなんですが……。オルロックバッドからのこのルート見たら切なしんどい。
このルートのニコリリめちゃ良いです。下手したらニコラルートのニコリリより好きかも。
ニコラは命大事にして……。

・隠しエンド
このキャラが攻略できるのは良かったです。ギルバートルートからの繋げ方が上手い。
他のキャラはやらかしたら痛めつけられるのに、このキャラは今のところ見逃された感じで終わったのだけはなんで?
FDで痛めつけられるということ?
これは束の間の幸せですよというオトメイトからの猶予期間?
最後の方、隠しからの質問を全て外すと見れるゲームオーバーがあるのですが、隠しが姉とリリィを重ねて見てしまうというもので、リリィ(姉)の声がだんだんマツコ・デラックスみたいになっていくところで笑うところではないのに笑った。

・大団円
平和(ピオフィ比)でビビる。いつオルロックのやらかし(ネタバレ規制)がダンテにバレるのかと震えていたのですが、バレずに終わって拍子抜け。
楊が人を殺さなかったのが本当に信じられません……。
この楊はきっと偽物……。


■ピオフィswitch版のすごい所
❁おまけ要素がいっぱいある!
①ベストエンド後日談兼FDのプロローグ
②バッドエンド後日談
③大団円後日談
④ショートストーリー(ベストエンド後日談、隠しは無し)
があるので、クリア後も大満足。しかも、全てにスチル有です。
全乙女ゲー、この量のおまけ搭載してほしい。
ただ、ピオフィはVitaからの移植に伴い①~③が追加されたとのこと。それでも追加要素がすごい!
これでFDまであるんだから嬉しいですよね。
ショートストーリーで本編でぼかされていた楊の本名がナチュラルに出ていたのにはちょっとびっくりしました。笑

❁更にCGコメントまである!
おまけ要素がたくさんある(Vita時はショートストーリーのみ?)のに、CGコメントまで付いています。
クリア後もしばらくピオフィに浸れるアフターサービスがすごい。


■まとめ
想像していたよりグロくないので、臓器飛び出し的なグロが苦手で避けている人には意外と大丈夫ですよと言いたいです。
終ヴィル、ブラウル、スチプリ、もし神等と比べたらそんなにグロくない。
ただ、画面に血ブシャー、拷問(ブラウルより軽い)、ベストエンドで攻略中のキャラ以外の死はあります。
一番精神的にしんどいルートはオルロックかも。

おまけもたっぷりでボリュームがあるのですが、選択肢が出る間隔が短いので、気持ち的にはサクサク進められます。
リリィの言動等、たまに引っ掛かるところはありますが、細かいことを気にしなければオッケー。(適当)

バッドエンドに個別の章があるのが強い。(スチル有)
バッド後日談(短めですが……)もあるので、バッドエンド好きさんにおすすめ。