記憶喪失しま(エナガ)

乙女ゲームの感想とか色々

アオナツライン(Switch) 感想

※ネタバレあり


ゲームを起動したら、タイトル画面に行かずに、いきなり本編が始まるの、ワクワク感がすごくて好き。
タイトル画面でずっとオープニングムービーが流れてるのもおしゃれ~!
めちゃめちゃ夏のにおいがします!
小規模な青春はじめました!みたいな感じなので、青はじみたいな空気を吸いたい人におすすめ。

なんで明らかに夏な作品を冬にプレイしてるんだという話ですが、冬にプレイしても一気に気持ちが夏に引き込まれる感じだったので、夏にプレイしたらもっと合うだろうなと思いました。
アオナツラインをプレイしてたら、もしかして今って夏だった……?みたいな錯覚を起こすので、暖房代の節約にもなる。

アオナツラインの好きなところのひとつに、効果音?が良すぎというのがあるのですが、BGMが流れてるのに重ねて、鳥の鳴き声とか波の音とか電車の音とかが聞こえてくるのが本当に本当に素晴らしくて!
もうこれだけで夏!青春!という感じで好きすぎた。
このBGM+効果音めちゃめちゃ癒される……。
ヒーリング系CDとしても売れそう。

主人公は基本的には落ち着いてますが、誰かのためにアツくなれる人で、そこにヒロインたちも惹かれるんだろうなと思ったけど、たまに言動がクサくて何故かこっちが恥ずかしくなる時もありました。
でも、そのクサさが青春というか。高校生というか。
そういうたまにアツい面がヒロインの心を動かすような主人公なのに、途中から突然ネガティブになったように見えて、そうなった理由はあるけど落差にちょっとびっくりした。
でも、優しすぎるからこそ、そんな考えになってしまうという主人公で、そこも魅力のひとつなのかなとは思う。

ヒロインの胸が大きいことに対しての主人公のモノローグとか、ちょっと性的なことを匂わせる発言とか、🔞の男性向けな描写もあるにはあるけど、基本的に爽やかな作品なので、描写に不快感がほぼ無かったのが好印象でした。
ただ、ヒロインみんな、制服のシャツの下がいきなりブラなのはちょっとビビった。
あと、主人公の手が汚れたからと言って、自分のハンカチに唾液を染み込ませて(!?)、それで手を拭いてくる某ヒロインには困惑してしまいました。
他人の唾液付けられるのは、それが好きな人であってもさすがに抵抗あるような気がするんですが……。
乙女ゲーでも主人公が怪我をした時に攻略対象が傷を舐めるやつが苦手なので、それと同じ心境になってる……。
でも、↑以外は良ヒロインで、↑の出来事よりも好印象な出来事の方が多くて、最終的には好きという気持ちで終わったので良かった。
でも、たまに、自分のあれでウェットティッシュ作ってた女いたな……って思い出して吐きそうにはなる。

ことねルートのエンディングムービーの入り方、エンディングムービー後のシナリオ等エンド付近の流れがめちゃめちゃ綺麗で完璧すぎて天才だったので、みんなに見てほしい。
めちゃめちゃ綺麗で爽やか。

攻略順は絶対に最後は海希にしてほしい。
海希ルートのラストでびっくりするほど泣いた。
苦しくなるほどに、めちゃめちゃに青春……。
このゲームでこんなに泣くとは思ってなかった……。
本当に素敵なラストすぎた……。

あと、乙女ゲーマー目線での話になりますが、男友達の描写がかなりあったのも良かった。
男友達とメインヒロインと主人公の関係がすごく良くて。
男友達関連で泣きました……。
ヒロインだけでなく、男友達の視点になる時もあって、全員の気持ちが痛いほどに伝わってきて、それがまさに青春群像劇という感じ。

真冬に青春してしまったな……。
私が気になったのは、爽やか青春ものの高校生にしてはちょっと進みすぎな気がする性的なあれと、唾液を含ませたハンカチくらいで、総合的にはめちゃめちゃに青春で泣いたので、性的なあれ関連をスルーできる人にはすごくおすすめ。
海希ルートラストが青春ものとして本当に天才なので、みんな見て……。